昨日は、大手コンサルティングファーム(名前だしは不可とのこと)Tさんが来社。雑誌、テレビ、Web上の特集記事の取材は受けたことがありましたが、コンサルティングファームからのインタビューは初めてでした。
コンサルティングファームは、現地、原典、本人にあたって調査・研究をすると思っていたのですが、このように詳しそうな人にインタビューをして情報収集もするんですね。
さて、昨日の内容ですが、海外のeラーニングと日本のeラーニング事情についてインタビューを受けました。レポートがどこかの会社宛に、コンサルティングペーパーとして提出されると思うと、どこまで自社で持っている情報を公開してよいものかとまどいがありました。
自分自身は、仕事をする上ではじめての経験や、迷った時には、常に基本に立ち返って考えたり、相手の立場にたって考えるようにしています。
- 情報は発信するところに集まってくる。
- インタビューにいったら、親切に情報を提供してもらうのと、意地悪をして、情報を何も開示されないのでは、親切にする方が良い。
子供でも分かるような簡単な原則に落とし込んで、私たちが持っている情報を、インタビュー時にどんどん情報開示しました。
blogでも情報をどんどん書いて公開していますが、KiBANは、もし少しでも皆さんに有用だと思えるような情報であれば、どんどんオープンにして提供していくのが使命の1つだと考えています。
たとえば、韓国のeラーニングの特徴について質問を受けました、要約すると韓国のeラーニングは、5つの特徴があると説明をしました。
- 英語コンテンツが非常に充実。3歳時用から大人用までラインナップが揃っている。
- 職務教育コンテンツが日本に比べてラインナップが圧倒的に多い。
- eラーニング関連企業の吸収合併が始まり、総合的にサービス提供できるところが勝ち残っている。
- コンテンツを保有していない会社はレースから脱落している。コンテンツ部分の売上げ成長が非常に大きい。
- 国家の支援策が大きくeラーニングの普及に役立っている。
また、韓国のSDU(ソウルデジタルユニバーシティ)で教わったコンテンツは8つのタイプに分類され、教材内容にあわせて、そのうちのどれか1つを採用、または組み合わせでコンテンツが作成されることをお伝えした。
- タイプ1 画像講義 & TEXT
- タイプ2 音声講義 & TEXT
- タイプ3 黒板講義(画像)
- タイプ4 HTML
- タイプ5 語学専用(Role Playing)
- タイプ6 ALL FLASH
- タイプ7 実習学習
- タイプ8 特講・セミナ
幼児教育のeラーニング(とくに英語教育)のコンテンツについては、目を見張るものがあり、KiBANで入手した幼児用英語教材もみていただいた。
また、東京出張でたまたまベリタス・アカデミーの坂木さんが、事務所に来社されていたので、日本、韓国、アメリカのeラーニングを徹底的に研究した結果、ベリタス・アカデミーと、KiBANのeラーニングシステムの組み合わせで、最高の学習体験を提供できる仕組み作りをしている取り組みについても、紹介させていただいた。
インタビューの内容を、すべてblogでまとめるには、分量が多すぎるが、社員の3分の1を、外国人スタッフとしてから、世界中のeラーニング情報が、洪水のように流れ込み、私たちの中に蓄積されていっていることを、説明をさせていただきながら、改めて実感した。
Blogをみて、インタビューにこられたので、韓国に関する質問が多かったが、中国、アメリカに関する情報の蓄積が進んでいる。
blogを通して情報発信をしたり、今後、無料セミナーのなかで、皆さんに情報をお伝えしたりしながら、世界中の優れたeラーニングの取り組みや活用方法を、ベンチマークとして、日本でもeラーニングが普及するよう活動していきたいと考える。