いつでもどこでも、ノートパソコンを利用してインターネット、eラーニングを利用できるようになりつつあります。
私は、大学4年生のころから、ノートパソコンを購入し、ISDNの電話を見つけては、メールチェックをしていた時期がありました。当時、受話器を利用しないで、電話ボックスに長時間いるので、後ろの人に、文句を言われることもしばしばでした。
1年に1台ぐらいの頻度でしょうか。ずいぶんとノートパソコンには投資をしてきましたし、PHSの通信カードが発売されると即購入し、bモバイルのヘビーユーザーであった時期もあります。
考えてみたら、ディスクトップPCの前で、決まった席で作業をすることは、ほとんど皆無で、いつもノートパソコンとともに、研究生活やビジネスライフがあったように思います。
いまは、ThinkPadのX300というノートパソコンが、私の開発業務、会社経営のすべてをサポートしてくれています。このノートパソコンは、ハードディスクではなくSSDというメモリータイプの記憶装置が入っているために購入しました。移動中も振動でハードディスクが停止しないので、非常に作業効率が良くなりました。また、最近、メールの受信に関しては、iPhoneが大活躍です。
このノートパソコンX300に、NTTドコモのデータ通信カードと、eモバイルのデータ通信カード2つを用途に応じて使い分けています。2つを常時持ち歩くのではなく、会社のスタッフと、用途に応じて交換しながら、利用しています。地方出張時には、NTTドコモカード、通常時は、eモバイルを利用しています。
最近まで、地下鉄の移動中に、blogを書いていました。乗り換え駅に着くと、ネットに接続して、blogをアップロードしてから、乗り換えていました。地下鉄の中でインターネットにつながることで、私の作業時間は、ますます無駄のない、フル活用状態でした。
地下鉄の中でも通信することができるNTTドコモの通信カードを、ずいぶんと周りの経営者や友達にも勧め、NTTドコモの通信カードユーザーを増やしもしました。
NTTドコモの通信カードは、どこでもつながる反面、Skypeや、WindowsMessengerなどのコミュニケーションツールが利用できず、不便を感じることがありました。メールソフトが誤動作して、送受信が上手くできなくこともありました。
NTTドコモの通信カードを使うようになってから、メールソフトではなく、gmailにメールを転送して、メールソフトを利用しなくなったことにも、強く影響をしています。
携帯電話をノートPCにつないで、いつでもどこでも、どんなソフトも利用できるのは、いつになるのだろう、と思いながら、半ばあきらめていました。外で利用できるアプリケーションに制限があるため、最近eモバイルを利用する機会が増えていました。eモバイルは、データ通信に特化しただけに、非常にサービス内容が工夫されています。
下記の5点が長所で、欠点の2点は、そのうちに解消されるだろうと思っていました。
eモバイルの長所
1.通信速度が、7.2MBと高速。
2.利用するアプリケーションに制限がない。
3.プロバイダの面倒な設定がいらない。
4.ドライバーが自動インストールされる。
5.利用が少ない月は、少額で済む。
eモバイルの短所
1.地方、地下鉄でつながらない。
2.音声端末と兼用ができない。魅力的な端末がすくない。
(→タッチダイヤモンドで解消。Touch Diamond (S21HT))
その一方、NTTドコモは、長所、短所とも非常に少なく、eモバイルを越えることは、難しいのではないかと考えていました。
NTTドコモの長所
1.通信速度が、7.2MBと高速。
2.全国どこでもつながる。地下鉄もつながる。
NTTドコモの短所
1.利用できるアプリケーションが限定されている。
2.利用がすくない月も高価。
AUやソフトバンクから、NTTドコモ、eモバイルを越えるのは難しく、おそらく改善が進むとしたら、eモバイルかな、、、と思っていました。
NTTドコモのサイトを見ていると、ずいぶん思い切ったサービスが、2009年4月1日から開始されるようです。
NTTドコモには、 「パケ・ホーダイダブル」は、通信量に応じて、利用料の上限額が変動する制度があります。2段階のパケット通信定額サービスでiモード利用時では月額1029円~4410円、フルブラウザ利用時で上限5985円となっています。
残念ながら、パソコンなどを接続して行う場合は、上記の上限の制限が適用されず、従量課金で、いくら請求されるか分からない状態でした。
NTTドコモは、4月1日に、 「パケ・ホーダイダブル」の新制度を始め、パソコンなどを接続した場合でも上限が月額1万3650円以上請求されないことになるそうです。
金額としては、この金額以外に、月額基本料金や音声通話分が追加されますが、やっと1台の端末で、音声通話、データ通信がすべてまかなえるようになりました。
ソフトバンクのiPhoneが、パソコンをつないでデータ通信ができないため、最低電話が2台体制、1台にまとめるところまで減らすことは難しいですが、今後の携帯電話の活用を考え、このように、NTTドコモが、どのようなデータ通信をしたとしても、定額にしてきたことは、本当に英断であり、大きな変更であると思います。
なんだか、eラーニングの話ではなく、携帯電話料金の話になってしまいましたが、いつでも、どこでもeラーニングを実現するためには、データ通信の代金が固定で、安価になっていくことが非常に重要な役割を果たすため、ついつい、長くくどい文章になってしましました。
ドコモからのお知らせ(パケ・ホーダイ ダブル改定と通信制御方針の変更について) http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/090127_01_m.html