eラーニングの国際標準規格のSCORMの話を書いてみようと思います。
KiBANでは、PowerPointから簡単に教材を作成するPPT2Flash Professional(29,400円)というツールと、試験問題を作成するためのツール、QuizCreator(16,800円)を販売しています。どちらのツールもオンラインでダウンロードして30日間、すべての機能を利用することができます。
QuizCreatorで作った試験問題のファイルを、パワーポイント内に埋め込む便利な機能が提供されています。
パワーポイントのスライドで作成した教材→QuizCreatorで作成したテスト→パワーポイントのスライドで作成した教材→QuizCreatorで作成したテスト
といった、教材+テストの組み合わせた教材を作ることができます。
ただし、ここで注意点が1点あります。Web用に書き出したり、CD-ROM用に書き出して配布する分には良いのですが、SCORM教材として書き出した場合、LMS(eラーニングシステム)で、正しく成績を取得することができなくなります。
SCORMの仕様上、1SCO(1つの学習単位)で、1つの成績を記録するルールになっています。(SCORM1.2では、0~100の整数値が、1つ記録されます。)そのため、複数のテストを入れて作成したとしても、テストの成績すべてを、eラーニングシステムで記録することができないのです。
SCORM(Sharable Content Object Reference Model)の「S」は、Sharabl、つまり、1つの学習単位として、他のSCOと組み合わせて利用できるように単位分けをすることがあります。
SCORMの思想を汲み、1つのファイルの中に、スライド+テスト+スライド+テストと組み合わせたものにせず、スライド→テスト→スライド→テストと、ファイルを分けて、それぞれの学習単位(SCO)ごとに成績がとれるように教材を作成していただくことが必要です。
書き出してみたものの、テキストで説明することの難しさを感じます。教材作成方法のコツとして、これこそ、PPT2Flash Professionalで作成して教材化すべきと、反省。次回チャレンジいたします。
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