普段何気なく使っていて言われてみればそれもそうだな、と感じる事柄があります。
今日取り上げるのは、
「単語検索課題における文字色の検索時間への効果」
東京工業大学教育工学開発センター
電子情報通信学会技術研究報告 ET2007-1~7
信学技報 Vol 107 No.48
P17-P20
です。この論文は、板書やWebで目立たせるように文字に着色する場合、どのような組み合わせが効果的なのか、また、色の組み合わせを複数実施した場合は、どの組み合わせが効果的なのか。(組み合わせのケースによっては、互いに邪魔をし、見にくくなるケースも考えられるので。) について、実験を行い効果を明らかにしたものです。
結論だけ言うと、黒の文字列に対しては、黒-赤、や 黒-青 となる組み合わせが効果が高くついで、黒-茶 となりました。
(実験の過程、手法に興味のある方は原本を参照ください。)
この上位の 黒、赤、青、 って3色ボールペンの定番の色の組み合わせですね。
また、青はWebのリンクの標準の色でもあります。つまり、経験的に目立つと思われて
いた組み合わせが、実験によって効果が証明された、ということでしょう。
--- この記事は 中村おりお が書きました。 ---
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