『iPhoneの本質 Androidの真価
Google Phoneは、まだ日本に上陸していませんが、この書籍を読む限り、Google Phoneを視野に入れながらモバイルに関する開発を進めることが必要であることが分かります。
eラーニングは、今現在、PCを利用したものが主流ですが、間違いなく、モバイル端末、ケータイで学習することが当たり前になることでしょう。
今現在は、eラーニングにはiPhoneがもっとも進んでいると思いますが、この書籍を読むと、流れは止まらず、急速に変化することが、予感ではなく、確信になりました。
最近、iPhoneの話題ばかりが、Blogで続きましたが、PC向けのeラーニングを止めた訳でも、重点を置かなくなった訳でもなく、主力製品は、PCで利用するeラーニングです。
eLearning Managerに、開発チーム、品質管理、動作検証、サポートチームを含め、10名前後のスタッフが常に関わっています。3ヶ月に1度、マイナーバージョンアップで、動作安定版や細かな使い勝手を向上させたバージョンを作っています。
品質向上のため、使い勝手向上のためには、地味で本当に時間のかかる作業に、根気よく誠実に取り組む必要があります。急激に増えたユーザーの皆さんに喜んでいただけるよう、今日も、開発室メンバーを中心に、作業がコツコツと進んでいます。
オーサリングツールに関しても、KiBANから1名、12月1日から現地に駐在させ、開発ならびに、品質向上のための諸作業に従事してもらっています。機能をいたずらに増やすのではなく、より高速に、より便利で使いやすいように、そして1人でも多くの人に愛してもらえるよう、eラーニング教材作成ツールも、コツコツと作業を進めています。
現状、私たちが課題として取り組んでいる機能、品質、使い勝手、今後の商品の発売予定などについても、可能な限り情報をオープンにして皆様に情報公開していきたいと思います。
H.264というビデオフォーマットが注目され、今後eラーニングでも利用されることが増えていくことでしょう。
H.264という言葉を初めて聞く人のために補足をしておきます。読み方は「えいちにーろくよん」です。2003年にITU-T（国際電気通信連合電気通信標準化部門）によって決められた、動画を配信のために、画質を落とさず、動画圧縮し、容量を小さくするために作られた規格です。
DVDで利用されているMPEG-2などの倍以上の圧縮効率で、携帯電話などの低ビットレート（低画質）に用いられるだけではなく、ハイビジョン（HDD）の高ビットレート用途に至るまで幅広く利用されています。
H.264はITU-TとISO/IECが共同で策定したため、両者の呼称を「H.264/AVC」「H.264/MPEG-4 AVC」「MPEG-4 AVC/H.264」など、様々な呼び方があるため、混同が起きるもととなっています。
松下電器、ソニーが中心として、ブルーレイ（Blu-ray Disc）やハイビジョンカメラに採用しているAVCHDも、このH.264を採用しています。
YouTube（パソコンからのアクセスは通常はH.263（音声MP3）だがアドレスの後ろに「&fmt=18」と入力するとH.264（音声AAC）のデータが再生される。さらに「&fmt=22」だと1280x720などで上げた動画はさらに綺麗に表示される。）ニコニコ動画、eyeVio（H.264によるハイビジョン動画配信・eyeVio HD PROを2008年7月より開始）
2007年12月3日にリリースされたバージョンFlash Player ver.9（正確には、9.0.115.0から）、H.264正式に対応するようになりました。
KiBANでは、eラーニングビデオのストリーム配信を、Sorenson H.263（FLV1）の初期から、ずっと手がけてきましたが、Flash Player ver.9になり、コーデックが3回目の変更を経て、H.264になっています。
現在KiBANが持っているビデオコンテンツは、今現在は、多くがOn2 TrueMotion VP6（FLV4）です。今後の用途を考え、順次、FLV5（H.264コーデック）に再変換し、eラーイング用にストリーム配信できる環境を整えていきたいと思っています。FLV5（H.264コーデック）で動画ファイルを持つことが、容量ももっとも小さく、汎用性が高く、様々な用途で利用できるのではないかと考えています。
（参考）
Flashビデオフォーマットとコーデック
第一世代：FLV1～3------Sorenson H.263
第二世代：FLV4---------On2 TrueMotion VP6
第三世代：FLV5---------H.2
お問い合わせに、blogがきっかけでお問い合わせをしました、という嬉しいお問い合わせを、いただくことがあります。Blogがきっかけのお客様を、対応させていただきました。久しぶりにeラーニング支援室のお手伝いをさせてもらい、お客様にeLearning Manager 4Uや、eラーニング教材作成ツールの説明をさせていただきまいた。
実際にお客様にふれることで、実際にどのようなニーズがあり、どのような機能がお客様に喜ばれているのか、本当によく分かるし、今後の課題についても、学び、教えていただくことが、すばらしく多い。
昨日のデモでは、3点について学ぶました。
1.eラーニングコンテンツを販売したいというお客様が増えている
eラーニング用にコンテンツを作成し販売を考えている。課金システムや、コンテンツ量が膨大になっても、対応できるeラーニングシステムや、ASPサービスを探しているが、中々良いものが見つからない。（教材作成ツールや、課金ができるeラーニングシステムは、確かに少ない。）
2.eラーニングコンテンツ（ビデオ）のストリーム配信
ビデオのストリーミング配信について、かなり細かな質問がでました。eLearning Manager 4Uでは、Red5というオープンソースを組み込み、FlashVideoの配信ができるようにしてあります。FlashVideoについて、細かな質問や、ビデオ撮影後、どのようなツールを使って、eラーニングシステムにアップロードするのか、質問がでました。
ビデオ配信については、WebVideoAuthor（16,800円）を購入していただければ、ビデオ収録当日か、翌日には、eラーニンフシステムに掲載して配信できることを説明させていただきました。
3,差別化、将来性を考え、モバイル対応
将来のユーザーのニーズを考えると、iPod、iPhone、携帯電話、PSPなどへのモバイルツールへのeラーニングの対応が重要であり、どのような開発状況であるのかの質問を受けました。モバイルデバイス向けのeラーニングコンテンツは、PPT2Mobile（16,800円）でパワーポイントから、各種モバイルコンテンツが作成できることを説明させていただきました。また、現在進んでいるeラーニングシステムのモバイルツール向けの開発状況について、説明をいたしました。
モバイルへの感心、モバイルラーニングのニーズが高まりつつあることを、肌で感じる今日この頃です。要望は、直接会って伺うことを大切にしていますが、オンラインでも承っていますので、どんどんご要望をいただければ幸いです。
iPhone用eラーニング教材作成ツールに、何か便利なものがないだろうか、、、と検索してみるが、中々良いものが見つからない。iPhone用のeラーニングシステムも同様。
eLearning Manager 4Uや、Wondershare社とオーサリングツールを作るときに、PC向けのeラーニングシステム、eラーニング教材作成ツールがなかったので、自分たちで開発して提供しようと考えた、あの時と同じような状態。
端末としては、今もっとも優れているのはiPhone、そのiPhoneを本当に便利に活かしきるための、オーサリングツールやeラーニングシステムがないのであれば、自分たちで開発し提供することも検討していかなければならない。
会社が急激に成長しており、PC向けeラーニングシステム、ツールの充実が進んでいるので、今後はモバイル向け、iPhone,iPod向けにも、注力していきたいと考えています。
KiBANでは、PPT2Mobile（16,800円 http://ppt2mobile.jp）というツールを発売しています。PowerPointファイル（音声、アニメーション付き）のものを、iPhone用MPEG4（.264フォーマット）に変換してくれるツールです。PPTファイルで教材を作り、PPT2Mobileで変換していただければ、iPhone用教材が完成です。
iPhone用教材作成ツールとしてPPT2Mobileは唯一の存在ではないかと思うのですが、これだけでは非力であり、3～4種類のeラーニング教材作成ツールを作成しようと考えています。
皆さんは、どのようなeラーニングがあったら素敵、便利だと思われますでしょうか？
▲変換したいファイルを、「inport」ボタンをクリックして選択してください。
複数のファイルを、1つのファイルに変換することも可能です。
▲書き出しタイプを、「iPhone]を選択します。
作業はこれだけです。
30日間は、すべての機能を、ダウンロードして試してみることができます。PowerPointファイルから、ムービーファイル各種に変換できるため、大変便利です。その変換能力の高さを、是非、30日お試し版でおためし下さい。（シリアル番号を入れると製品版になりまります。製品版のすべての機能を利用することができます。購入は、オンラインで、クレジットカード、銀行振込み、法人の場合は、見積書、発注書を発行します。）
iPhoneを日々使っていると、最強のモバイルeラーニングツールに間違いないという確信が日々強くなっている。
中国出張後に、モバイル端末、PDA端末、スマートフォンなどを購入して、実験をしているが、iPhone以上に使いやすく便利な端末は、あり得ない。
Flashが使えないとか、バッテリーの持ちが悪いなどの悪評もあるが、これは、おそらく、本当の意味で、iPhoneのすごさ、便利さを理解していないからではないかと思う。
モバイル向けのeラーニングは今後重要な市場になっていくと思うが、この分野には、SCORMのような国際標準規格もなく、おそらく色々な規格が乱立し、PC向けeラーニングと同じような互換性の問題を生む可能性もありますが、現状、端末は、iPhoneの一人勝ちになると思われる。
モバイル向けeラーニング、モバイルSaaS端末として、iPhone用の開発から優先していくことが、私たちにとって最重要課題の1つとなっている。
●iPhoneを全社員、内定者に支給
http://kiban.typepad.jp/blog/iphone.html
●iPhone関連の記事
http://kiban.typepad.jp/blog/iphone/
eラーニング関連のプロジェクトのなかで、MoodleとSAKAIは、もっとも注目しているプロジェクトです。第2回 Ja Sakai カンファレンス『大学における教育の情報化のさらなる深化に向けて』という案内が掲載されていますので、下記に紹介させていただきます。
■ ご案内
昨年に引き続き「第2回 Ja Sakai カンファレンス」を下記の要領で開催いたします． 「今回は、大学における教育の情報化のさらなる深化に向けて」をテーマに，1日目は招待講演および実践報告セッションを、2日目は実習形式ワークショップを中心に企画いたしております．1月下旬には詳細プログラムを公開し，参加募集を開始する予定ですので，是非ご参加いただければ幸いです．
アマゾンのウェブデータベースサービス「SimpleDB」が公開ベータテストへ移行したようです。http://aws.amazon.com/simpledb/
eラーニングをすべての人が利用できるようにしていくためには、安定的かつ継続的に利用できるサーバーが必要ですが、SimpleDBは、1GBのデータベースの利用料金が、月額20セント（日本円では20円を切っています。）で、Amazonと同じ環境を利用できるそうです。
これまで、自分たちでデータセンターを利用して、ネットワーク、サーバーを構築してきた人たちにとっては衝撃の価格です。また、利用開始から6ヶ月までは無料で、保存容量は最大500MBまで利用でき、データ転送は入力が1GB、出力は別に1Gバイトまで行えるそうです。
こうしてサーバー費用、ネットワーク負荷などを気にせず、開発だけに集中できる環境が整備されつつあることは非常に喜ばしく思います。このようなサーバーレンタル、データベースサービスが、eラーニングの普及にも弾みを付けてくれることと思います。
Searchme（http://www.searchme.com/）という検索サイトがとっても楽しい。検索結果をイメージで表示してくれます。
Googleの検索結果表示になれきってしまっていました。検索結果は、テキストで表示されるものだと。Searchme検索結果の表示は、とっても楽しい。検索結果のページを1つづつクリックしていかなくても、イメージ（画面の様子）をみながら、どのWebサイトを見るかを決めていけるのですから。
eラーニングシステムで、コンテンツを検索したときの検索結果も、これぐらいグラフィカルで直感的になっていると、学ぶコンテンツを選択するのが楽しくなりますね。同じ情報を表示しても、デザインやインターフェイスが大切であるということの良い例ですね。
画面操作の様子を、DemoCreatorで録画したものをアップしておきます。全画面表示にしてご覧頂ければ幸いです。
▲Searchmeの検索結果の様子。
elearningで検索した場合。（残念ながら、日本語の検索には対応していないようです。）
http://jp.youtube.com/watch?v=YkTBt2fpctw
ｅラーニングシステムのeLearning Manager 4Uをお客様のもとに説明に伺って、良く受ける質問を紹介します。
無制限に階層を作ることができるeラーニングシステムムの方が少ないようで、「グループや組織を、eラーニングシステムに登録する際に、何階層まで作ることができますか？」という質問です。「eLearning Manager 4Uでは、階層は無制限に作ることができます。何階層でも自由に作ってください」と答えています。
「いくつの組織に、所属させることができますか？」という質問も受けます。「eLearning Manager 4Uは、グループ、組織に複数に所属させることが可能です。」と回答しています。
eラーニングシステムは、学習管理システムですので、もちろん、企業や組織の階層を管理するためのツールでありませんが、組織が複雑化している現在において、登録できる階層が、2階層や3階層では、限界があるでしょう。私たちのeLearning Manager 4Uは、階層が無制限に登録できるように、ver4から、機能アップさせています。
また、社内でのプロジェクトや委員会などの所属を考えると、1つの所属だけではなく、複数のプロジェクトに参加することも日常的になってきています。所属できる部署の数も、システム側で制限せず、運用する皆さんが自由に設定できるようにしました。
当初の設計では、組織はフラット化しているし、人事データベース側で管理すれば良いので、組織情報を、階層化して、eラーニングシステムに持たせる必要はないと、私たちも考えていました。
実際に運用数が増えてくると、結局、成績は部署単位で集計することが必要になるので、実際の組織図を、完全にeラーニングシステムで再現できることが求められることを知りました。
システムを提供しながら、客様さまに、いろいろなことを教えていただき、そのノウハウが、eLearning Manager 4Uには、満載されています。このシステムを利用して、すべての人にeラーニングを提供するのが、私たちのミッションです。
