西村自身2006年4月から2008年3月まで早稲田大学大学院 国際情報通信研究科で、技術の普及のための標準化手法について研究した。ちょうどソフトウェアの受託開発から、eラーニング専業への切り替えをしながら研究生活でした。小尾敏夫教授の助けもあり、アメリカのeラーニング企業の視察や、短い期間ではあったが、情報技術世界での国際標準化の重要性について、最高の環境のなかで学ぶことが出来ました。
最初の駒澤大学大学院で経営学を学び、10年の企業経営に携わり、学問としての経営学の有効性について、実体験を通して、その有効性を痛感しました。学部時代から、役に立つかどうかは徹底的に基礎からきちんと勉強した上で、判断しようと思い、コツコツと努力を重ねたことが、今、大きな貯えとして、会社経営の指針となっています。経営学研究科時代には、山田勝教授、鈴木幸毅教授という、良き師に恵まれたことも大きく、自分の運の良さと、優れた恩師に、心から感謝の気持ちで一杯です。
今年に入り、大学院で博士号取得者、修士号取得者に特化した採用活動をしたり、2カ国語以上を自由に扱える社員に限定して採用をしたり、外国人留学生に特化して採用したりと、一般的な企業とは異なる切り口で採用活動を続けてきました。
日本語以外に、英語による情報収集力が、私たちの強みである思っていましたが、日本語、英語、中国語、韓国語の4つの言葉を母国語のように扱うスタッフが増えたことで、世界中のeラーニングの情報が集まってくるようになっていますし、それぞれ、大学院で、異なった専攻の人が集まったために、多様な解決策が生まれてくる非常によい環境ができました。
これらの過去の積み重ねがあり、今、大きな変化を迎えています。
転機のきっかけは、9月7日から、約1週間の韓国eラーニング事情の視察です。
今回、韓国人スタッフ、韓国語に堪能なすばらしいスタッフに恵まれ、韓国のeラーニング企業との商談会(19社)などを経験しました。eラーニング先進国の韓国からの情報が、一気に、大波のごとく、集まり始めた。先達から、多くの失敗談と、eラーニング普及のために、本当に必要なキー(鍵)について、多くの知恵を授かりました。
すばらしい出会いが続くなかで、私たちが考えていたeラーニングの未来像が、予想や絵空事ではなく、正しい未来図であるという強い強い確信へと変わりました。
現在、韓国企業との契約のための準備作業に入り、守秘義務契約(NDA)の関係などがあり、詳しくは書くことができませんが、人間が学ぶという行為において、大きな進化を提供する、学びの基盤を提供することができるという確信に向かって、会社経営がしていけるという確信があります。
目標であるeラーニングをすべての人に!を達成するためには、先のblogに書いたように、広いオフィス環境に引越しをして体制作りを整えていくだけではなく、事業計画を、しっかり作りこみ、出資を募るなどの選択肢も考えていかなければならないと思う心境の変化が生まれてきています。
これまで黒字を続け、自己資金で運転してきた状態から、新の意味で、社会基盤を提供できる会社になっていくために、1つ上のステージに進む時期が来ています。
勧告帰国後は、頭の中で、今後私たちが、最終的な目標である「eラーニングをすべての人に!」を提供するための諸策、諸戦略が頭の中で一杯、超高速で駆け回っています。
深夜3時を過ぎて寝付くことができず、この一種興奮状態を鎮めるためにも、blogを書き始めたのですが、今手元にある情報の多くが守秘義務契約の下にあり、結局、かゆいところに、手の届かないような文章になってしまいました。
長い長い前フリになってしまいました。順次契約締結が終わったものから、どのような内容か公開していこうと考えています。
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