開発部門(リサーチ&デぺロップメントグループ)のリーダーの洋一郎さんには、時々、ドキリとさせられることがある。慶應義塾大学大学院で情報工学を専攻したバリバリのプログラマーなのですが、視点の鋭さに、ハットさせられることがあり、その明晰な頭脳に、ビックリさせられることが多い。どんな構造をしているのだろうかと、疑いたくなることがある。色々なことも記憶しているし、ちょっと気持ち悪!と思うぐらい、よく、ものを知っている。(表現が悪いですが、褒め言葉です。)
iPhoneを購入して、世紀の大発明だとか、人類の宝だといって、大はしゃぎしている私に対して、eラーニングをすべての人に提供するヒントが、隠れているのではという、鋭い指摘があった。
ブログの中でも、その内容について、少し触れられているが、iPhoneにしても、EeePC(5万円代で購入できるノートPC)についても、大ヒットしている製品は、実は、技術的には、大きな革新はなく、組み合わせを徹底的に研究し、多くの人が、何を望んでいるかを徹底的に調査して製品開発をしている。もっとも大きな特徴はモデルを全世界に共通して提供することを徹底している。1つの同じモデルを大量に販売することにより、圧倒的な低価格を実現しているのではないかという指摘だ。
1つのモデルに絞り込むこと、既存の技術の組み合わせであることを、iPhoneやEeePCをみて、思いをはせるまで、分析的に商品を考えたことはなかったので、目から鱗。
私たちは、eLearning Manager 4Uのカスタマイズ性の高さを売りにして、徹底的にお客様の要望を徹底的にヒアリングして、カスタマイズすることを行っていた時期があったが、少し工夫をしたり、お客様の要望をきちんと整理すれば、多くのお客様は、共通の内容を、表現を変えて、私たちに伝えてくださっていることに気がついた。
個別に全部対応していくことも大切であるけれども、下記のようにiPhone、EeePCのように、捨ての人が利用しやすいものは何かを徹底的に、調査研究し、標準化していくことが非常に重要である。
私自身が、どんどんお客様ごとのカスタマイズを受けてくるものを、洋一郎さんが中心とした開発チームが、見事に1つのモデルで対応できるように、標準化していってくれている。まさに、iPhoneや、EeePCと同じ手法。賢者に学ぶことは多い。今日もeラーニングを全ての人に提供するために、また1つ良い学びがありました。
内緒で?書いているブログのURLを、(本人の了解を取り)URLを公開します。
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http://dame.livedoor.biz/archives/65108275.html
iPhoneには目新しい機能はない。
フルブラウザ搭載・・・・MacOS向けのSafariの流用
GPS搭載・・・・いまどきポータブルGPSなんて普通
優れた地図機能・・・・単にGoogleMapsを使えるだけ
無線LAN・・・ノートパソコンなら使えて当たり前
3G・・・すでに枯れた技術
でも、売れている。
EeePCに目新しい機能はない。
Atom搭載・・・・単なる低価格CPU
SSD搭載・・・性能も容量も凄くない
液晶・・・新モデルで改善されたが、極普通の液晶。
でも、売れている。
これらの製品の特徴。
それは無理に機能面の差別化してないことだと思う。
差別化すると、癖のある製品になる。
結果的に、少量多品種生産することになる。
個々のニーズに拘りすぎると、最大のニーズ(価格)を満たせなくなりがちである。
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