7月6日に、社団法人日本青少年育成協会主催の「至上最強のセミナー」(池袋)に参加してきました。KiBANで、eラーニングシステムを提供しているベリタス・アカデミーの坂木先生からの紹介でした。
16:05~特別講演「授業を売るな、感動を売れ!-魂を揺さぶる生涯忘れない90分-」
株式会社アビトレ 木下晴弘さん
を聞いてきました。
ずいぶんオーバーなタイトルだな、と最初はビックリしました。最後に見せられるビデオを見て、涙を流す人が多数いましたので、タイトルには嘘はないかもしれません。涙もろい私も、涙せずにはいられませんでした。
塾でカリスマ講師と言われた木下さんが、生徒にペンを持たせる(自主的に勉強してもらうようにする)には、どのようにすれば良いか、長年の研究と、経験からのお話でした。
eラーニングにおいても、どのようにして学習意欲、モチベーションを維持してもらうかというのが議論にあがりますので、非常に興味深いテーマでもありました。
ビジネスの世界でも良く聞く「コーチング」と「ティーチング」の違いを交えながら、どのようにして生徒を感動させ、どのように勉強を好きにさせ、どのように自発的に学習するようにしていくのか、実例を交えて、非常に巧みな話術を元に、あっという間の90分間でした。
感動の語源は、感即動。感じて、すぐに(即)、動くから、感動。この感動を与えることが、どれほど学習に強いエネルギーを与えるかを強く力説されていました。
私の文章力では、90分間の濃い中身を、全部することができませんが、『ココロでわかると必ず人は伸びる』 (単行本)木下 晴弘 (著) に、ほぼ同じ内容がまとめられています。
コーチング、メンタリングの手法を、生徒への指導法に取り入れ、生徒の成績を伸ばしていく手法が紹介されていました。コーチングの書籍は、書店で立ち読みする程度でしたが、この木下さんのお話を聞き、自分の理解が不十分であったことを反省しました。
自分自身が部下と接している方法が、ダメな新人教師の例に挙げられていたりして、結構、反省することが多数ありました。書籍を早速、手当たり次第、amazonで注文したので、読書による知識吸収と、一度、トレーニングに行ってこようと思います。
今回、学んだコーチングの技術については、人対人の時に有効な仕組みで、すぐにeラーニングシステムに反映することができるかどうかまでは、不明ですが、今日、見せていただいた感動のビデオや、なぜ勉強するのかといった話は、eラーニングという学びの理由とも密接に関係しているのではないかと思います。
ベリタス・アカデミーの坂木先生のアイディア、構想の中には、この木下さんの講座を、ベリタス・アカデミー内でも提供したいと考えられているようです。
最強のコンテンツのもとに、また一つ最強のコンテンツが増えることになります。最強のコンテンツを支えるeラーニングシステムも、コンテンツに負けない感動を与えるものでありたいと、決意を新たにした一日でした。
『ココロでわかると必ず人は伸びる』 (単行本)木下 晴弘 (著)
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