●教育評価の目的と役割
1.管理や運営の方向付けや改善の為のもの
2.指導や教授の方向付けや改善の為のもの
3.学習者自身の学習や努力の直接的方向付けの為のもの
4.調査や研究のためのもの
■1.管理や運営の方向付けや改善の為のもの
行われた研修の成果を把握して、狙ったとおりの結果となっているか確認し
次の管理や運営に活かす為に行われるもの。事前的評価や総括的評価、
外在的評価がこの目的に利用される。
■2.指導や教授の方向付けや改善の為のもの
指導や教授の対象がどのような人々なのかを事前に把握し、
さらに、行われている指導や教授が効果を発揮しているか評価し、
指導や教授を改善するために行われる。
事前的評価や形成的評価が用いられる。
■3.学習者自身の学習や努力の直接的方向付けの為のもの
学習者が学習を行ったうえで、どこが理解できなかったのか、
どこができるようになったのかを把握し、それを次の学習に
反映させるために行われる。
学習者にフィードバックすることができる評価は全て個の為に
用いることができる。
■4.調査や研究のためのもの
行われた指導や研修自体を研究するために行われるもの
どのような評価が利用されるかは、研究目的によって異なる。
※※
教育評価は上記のように、何かの改善に用いられるべきものである。
同じように成績をつけるにしても、学習者が自分の足りない所を
自覚し、次に繋げられる様にすることが肝要である。
※この記事は、参考文献の要旨をメモとして抜き出したものです。
この記事の扱う内容に興味のある方は、参考文献および可能であれば
さらにその原典に当たることを推奨します。
参考文献 企業内人材育成入門 中原淳 編著 ダイヤモンド社
分かりやすい本なので人材教育に求められる全貌を俯瞰するのに
役立つと思います。
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