社名を付けるきっかけになった水道哲学を唱えた松下幸之助さんの肉声を収録したCD付の書籍『仕事で大切なこと』を見つけましたので、購入して、1話づつ、じっくり楽しみながら、かみしめながら聞いています。
水道哲学とは、「道行く人がよその家の水道の水を飲んでもとがめられることはない、あまりに安いからである。産業人の使命も優秀な製品を水道水のごとく安価に提供し楽土を建設すること」として、松下電器、現在のパナソニックの基本的な考え方になっています。
すばらしいソフトウェアを提供し、社会基盤(インフラストラクチャー)のように使ってもらえるようになりたいという思いが、社名の「KiBAN」になっていますし、現在「eラーニングをすべての人に!」という目標にもなっています。
自宅では、5ヶ月の娘がおり、私が自宅に帰る頃に、音でも出して、夜泣きされると大変なので、iPhoneにデータを移して、通勤途中にヘッドフォンで聞いています。
書籍同様、簡単な言葉で本質を突いた話が多く、5分程度の話を聞くたびに、一端停止して、ゆっくり、じっくりと、沈思黙考する時間をとるようにしています。話の内容を理解するだけではなく、自分たちのことに置き換えて、学ぶべきこと、真似するべきことは何かということを、時間をかけて考えるようにしています。
出来れば、動画(ビデオ)で収録されていれば、なお松下幸之助さんを身近に感じることが出来るのではないかと思います。是非、インターネット経由や、安価に書籍で提供されることを期待しています。
通勤時間を利用して、色々な学びの時間を取れるのは、非情に楽しく、有意義な時間であると思います。iPod、iPhoneなどの機器の充実により、私自身の通勤時間は、完全に学びの時間となっています。
今回紹介した書籍『仕事で大切なこと』は、書籍とCD-ROMが付いたものが1,000円で購入できます。この書籍のように、自分の知識欲のために、昼食を1回抜けば、購入できるような状態に、eラーニングもなっていかなければ普及することは決してないと思われます。
私たちのライバルであり目標は、同業他社であるeラーニング企業ではありません。同業他社とは争うのではなく、協業、協力しながらでも、最終的には、eラーニングそのものを、もっと身近にして、便利に使えるものにしていかなければならないと考えています。できれば、1回昼食を抜くぐらいの金額で、最高の学びを提供できないかを、ずっと時間をかけて考えています。
eラーニングをすべての人に利用していただけるようにするという大きな決意のもとに、長期的な視点に立ち、一歩ずつ実現させていこうと考えています。
『仕事で大切なこと (単行本(ソフトカバー))』
松下 幸之助 (著)
出版社: PHP研究所 (2008/5/10)
価格 1,000円
http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%A7%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9/dp/4569700098