薄型テレビは、フルハイビジョン化が進み、デジタル放送が進むにつれて、高画質な動画を目にすることが増えています。
eラーニングは、回線の負担を考え、FlashVideoに変換し、画質を落として利用することが現在主流となっています。WebVideoAuthorという、FlashVideoに変換するだけではなく、簡単な編集やSCORMというeラーニング教材化を自動的に行ってくれるツールを、16,800円で提供していますが、ハイビジョンの対応も考えていかなければならないと考えています。eラーニングでもいずれ、近いうちに、ハイビジョン化されたり、高画質化されることは、間違いない流れだと考えているからです。
家庭用のビデオカメラでも、最近は、HD(ハイビジョン画質)での撮影ができる環境は、すでに整ったといっていいでしょう。10万円以下でもハイビジョンで撮影できるビデオカメラは多数登場しています。これからは、
- ノートPCでも軽快、簡単に利用できるビデオ編集ソフト
- Youtube動画共有サービスの充実
- 企業、個人が小さな費用で利用できるストリーミングサービスの充実
などの充実ととともに、eラーニングコンテンツは急速にハイビジョンによる提供へとシフトすることでしょう。
Youtubeでも高画質化、ハイビジョンに対する取り組みが進んでいるようです。YouTubeを1280×720のHDで鑑賞するキーワード「&fmt=22」という記事を開発陣に教えてもらいました。
ハイビジョン画質の動画(つまりHD画質でアップロードされた動画)であれば、URLの末尾に「&fmt=22」を付加することでHD再生モードとなり、非常に高画質で再生されます。
▲Where the Hell is Matt? (2008)
ちょっと太めのお兄さんが世界中で世界中の人と踊りつづけるムービーですが、不思議な感動があります。
マシンスペックや回線速度が十分でないと、高画質は十分に楽しむことができません。下記の実写タイプと、アニメタイプの動画で、高画質版の映像をみると、その画質の高さが、これまでのYoutubeのものと全くことなることに、驚かされることでしょう。
実写映像
(通常画質)http://jp.youtube.com/watch?v=zlfKdbWwruY
(ハイビジョン画質)http://jp.youtube.com/watch?v=zlfKdbWwruY&fmt=22
アニメ
(通常画質)http://jp.youtube.com/watch?v=f96MkdB0gRo
(ハイビジョン画質)http://jp.youtube.com/watch?v=f96MkdB0gRo&fmt=22
ゲーム画面
(通常画質)http://jp.youtube.com/watch?v=HA6B1LL0vSE
(高画質)http://jp.youtube.com/watch?v=HA6B1LL0vSE&fmt=22
Webブラウザの中で、ハイビジョン映像をみることができるサービスは、Youtube以外にも、SONYが運営するeyeVio(http://eyevio.jp/)では、500MBという大容量のハイビジョン動画をアップロードして共有することができるサービス が開始されていたりします。
動画共有サービスではないですが、FlashPlayerでどの程度まで高画質の動画を楽しむことができるのかを、知りたければ、Adobeが運営するFlash HD Galleryというサイトで、フルハイビジョンの動画を満喫することができます。
現在、私たちは、ベリタスアカデミーという動画を使った教材の提供に関わっています。約1400時間の動画コンテンツを安定して配信するために、日夜、様々な工夫をしています。
KiBANでは、多くの動画コンテンツを手がけること、配信を手がけることにより、ノウハウを蓄積していっています。KiBANでは、eラーニングシステムや、ツール類の提供だけではなく、映像を活かしたコンテンツ開発や、配信のノウハウも持っています。映像を使ったコンテンツ作成や、配信をお考えの場合は、ご相談いただければ、eラーニング支援室の専門家たちが手厚くサポートいたします。