KiBANでは、2年前にeラーニングビジネスに参加しました。それまでは、8年間、ソフトウェアの受託開発をしていました。
eラーニングビジネスを始めるにあたって、3つの分野に、順番に1つづつ参加することを計画しました。
第1分野は、eラーニングシステム(eLearning Manager 4.0U)です。eラーニングの進捗成績を管理するだけではなく、受講者、コンテンツなど、eラーニングに関することを管理するシステムです。ユーザー数を気にすることなく利用できる「ユーザー数無制限」であることと、柔軟なカスタマイズ性能を持たせることをねらいに開発を行いました。
第2分野は、eラーニング教材作成ツール(オーサリングツール)です。何十万円または、100万円を超える教材作成ツールが多い中で、企業の一担当者、学校の一教員が購入できる教材作成ツールがどうしても必要だと考えました。価格は、1万円台、高くても2万円台に納めることが必要でした。また、要望を細かく反映し、3ヶ月に一度のペースで、アップデートするようなものが必要だと考えました。
こうした考えから2007年7月に、2種類の教材作成ツール(PPT2Flash Professional、QuizCreator)を提供開始しました。2008年7月に3種類の教材作成ツール(DemoCreator、WebVideo Author、PPT2Mobile)を提供し、合計5種類のツールを提供しています。
この2つの状態で、KiBANのビジネスが完結し、今後は、この2つの分野を追求されるのですね?という質問を受けることがありましたが、私たちは、3つの分野が必須だと考えています。
上記の図のように、ゲームビジネスを考えた場合、優れたプラットフォーム(ゲーム機)と、おおくの人が遊びたくなるようなゲームソフト、そして、そのゲームソフトを開発するためには、優れた開発環境、開発ツールが必要です。この3つが必須です。
勝敗を分けるのは、多くの人が欲しくなる、楽しいゲームソフトです。このゲームソフトを生み出すには、優れた開発環境が必須です。また、優れた開発環境で生み出されたソフトウェアが多く販売されるには、ゲーム機自身が、安価で手に入れやすく、多くの人が利用していなければなりません。この3つのサイクルは、eラーニングにも当てはまります。
みんなが便利に使えるプラットフォーム(eラーニングシステム、LMS)として、eLearning Manager 4.0Uを提供し、教材の開発環境として、PPT2Flash Professional、QuizCreator、DemoCreator、WebVideo Author、PPT2Mobile)を提供して、2つの分野の準備ができました。第3分野の魅力的なコンテンツ、教育効果の高いeラーニングコンテンツを提供することで、KiBANが考える理想的なeラーニングのサークルが完成します。
「eラーニングをすべての人に!」を実現するためには、この教育コンテンツを提供していくことが、もっとも重要な使命であると考えています。短期的には、400コンテンツ、3.5年を目標に1000コンテンツ以上を提供することを考えています。400コンテンツを短期で集めるために社内で、400計画(フォーハンドレッド計画)が始動します。
優れたコンテンツを提供するためには、様々な準備が必要で、2007年秋ごろから、準備をしてきたことが、本格的に稼働します。
2008年秋から、この400計画(フォーハンドレッド計画)稼働にあたり、スタッフの補充が、ほぼ完了しつつあります。また、400計画(フォーハンドレッド計画)では、これまで、日本の皆さんが経験したことなかった、新しいタイプのeラーニングコンテンツを提供していきたいと考えています。
400計画(フォーハンドレッド計画)については、計画の進行とともに、このblogでもお知らせをしていきたいと思っています。スタッフ増強のために、計画をお話する度に、KiBANがeラーニングコンテンツを開発する、または、提携をして提供していくことを最終目標にしていることを説明するたびに、驚かれることが続きました。
計画はオープンにして、いろいろな人にお話することで協力者が現れたり、自分自身、到底困難で実現できないと最初に思ったことであっても、話しているうちに、言霊の力でしょうか、今まで必ず実現してくることができました。
eラーニングをすべての人に!を実現するために、第3の分野、eラーニングコンテンツにKiBANでは取り組みます。応援をよろしくお願いします。