KiBANでは、eラーニング専業に特化し、eラーニングをすべての人に提供することを目標に活動していますが、最近、1日を終え、朝から夜まで、ミーティングで終わっており、メールを1通も読むことができないまま1日が終わっている日が多いことに、愕然とします。
創業時からスケジュールは電子データで管理されており、すべて記録がありますが、ここ数ヶ月の予定をみると、eラーニングのツール類や、システムのデモンストレーションの予定が、驚くほど多く入っていることに驚かされます。
不敗神話のようなものがあり、私自身がデモンストレーションをすれば、ほぼ100%契約に至ることもあり、お問い合わせが増えたものを、すべて西村のスケジュールに、みんなで調整しながら詰め込めるだけ詰め込んでいる状態。たいてい2週間先まで、全部スケジュールが入っている状態。
サイボウズでスケジュールが公開されており、社員がだれでも、社長のスケジュールを押えることができるため、どんどん、スケジュールが入れられていく状況。情報がオープンなのは良い面と、悪い面があります。オープンであることは守っていきたいのですが、運用のルールは、改善し、改変していかなければ、明日のKiBANの存在すら危うくなることでしょう。
この先2週間も、全く動きがとれない状態が、果たして正常な状態なのか。1時間刻みに、あさ10時から19時まで、全部予定が入っている状態が、正常なのか。スケジュールが満載の分、土日に出張を入れたり、海外出張を入れるのは正常な状態なのだろうか。お問い合わせが多いということを、喜んでいる場合なのであろうか、自問自答の時間が続きました。
この祝日を利用して、読書をしたり、今後の計画を立てる中で、この状況を変えない限り、会社の経営を預かる者として、経営者としての時間のコントロールを取り戻さない限り、大きな成長は見込めないという、当たり前の気づきがありました。
今の私には、eラーニングをすべての人に提供していくための具体的な企業戦略の策定、事業計画の明確化、社員の教育、社内の人材育成、現在すすめかかっている提携案への集中、資本政策の見直しなど、社長として取り組まなければならないことが、あまりにも多い。
世界のeラーニングを見聞し、今の日本のeラーニングのねじれた状態、このままではいけないという危機感をきちんと伝え、最高の学習経験を、日本の皆さんに、そして、日本発で世界の人々に提供していかなければならない。
優秀な新人スタッフを今春9名採用し、その新人スタッフを活用しきれず、私自身が一人で走り回っていても、問題は解決しない。
自分自身のもっとも得意なところは、これまでの人生経験の中で、物作りであると信じているが、今後は、会社作り、組織作りに集中し、eラーニングをすべての人に提供するというミッションを確実に達成するようにしたいと思う。
今期の1/4が終わった。次のクオーターは、事務所の引っ越しという物理的な変化だけではなく、西村自身の経営者としての大きな変革の時でもあると考えています。
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