世の中には、大きなニーズではないけれども、少人数だけれども、確実に必要としている人がいる小さなマーケットがあります。
コンピュータのソフトウェアでも、同様です。少人数の要望なので、市販のソフトで発売されることは、未来永劫ないような要望はたくさんありました。
ベクターや窓の杜というサイト、それ以前には、Niftyなどが、この少人数の要望を満たすために作られたソフトウェアを流通する場を提供してくれました。手数料さえ払えば、ベクターで決済のシステムやシリアル番号の発行もすべて行ってくれます。この便利な仕組みがあったおかげで、シェアウェア(ソフトウェアの代金を支払うもの。ただし少額のものが多い)や、全くの無料のフリーウェアというジャンルのソフトが多数流通しました。
便利なソフトウェアも多く、中には市販のパッケージソフトを利用せず、フリーウェアやシェアウェアだけで、PCを便利に使っている猛者もいます。
一方、eラーニングに視点を移した際には、せっかくSCORMという便利な標準規格がありながら、無料で使えるフリーコース、わずかばかりの利用料金を徴収するシェアコースなどを、流通させる「場」がありません。
eラーニングが普及し、すべての人が便利に利用できるようにするためには、eラーニングコンテンツの流通プラットフォームが必要です。
すばらしいサービスがあれば、是非参加して、どんどんコンテンツを提供していきたいですが、どなたもフリーコース、シェアコースの流通の場を提供してくださる様子がないので、キバンで用意して、皆さんに使ってもらえるような場を提供するべきか、、、とも思っています。
フリーコース、シェアコースという概念、流通の場の提供について、皆さんはどう思われますか?
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