eラーニング用の教材に動画教材を利用するのが手っ取り早い為、そのような動きを
いくつか紹介してきました。今回は、動作が作成のために、何をどうすればよいか、叩き台
的に、紹介したいと思います。
■動画教材を作るには
動画教材を作るには、おおまかにいって以下の流れが必要です。
1.教材用の動画を撮影する
2.動画の編集を行う
3.動画をインターネット用に変換し、教材として加工する
4.配信用のサーバーにセットアップする
1.教材用の動画の撮影
まずは教材用の動画を撮影します。いきなり本番の撮影をするよりも、可能であれば、
教材にする際の構成や絵コンテなどを作っておくと、取り直しなどを防ぐことができます。
後工程でインターネット用に動画を変換してしまうので、ここでの機材はあまり高級な
業務用ものでなくとも大丈夫です。(というか、最近は、家庭用のものがかなり高級なので)
ただし、撮影の際に、明るさには問題が出る場合が多いので、機材を新調する場合は、
レンズが大き目の機種や、照明機器は、揃えたほうがいいと思います。
また、画面のブレは見ていて疲れるので、三脚なども、あったほうがいいです。
2.動画の編集を行う
教材用の動画を撮影できたら、教材用に編集します。最近は、動画編集向けに構成された
PCもあるので、機材を新調する場合はそれらを利用すると何かとそろっていて便利です。
例えば、こんなの があります。既存のPCを利用する場合は、動画編集ソフト(と教本)、
大容量のHDDがあれば、なんとかなると思います。
教材として利用する場合、5分から10分くらいで、ポイントがわかるように構成すると良いです。
3.動画をインターネット用に変換し、教材として加工する
動画を作成したら、インターネットで閲覧できるように加工します。最近だと、FLV形式
(Youtube などで採用)が、よく利用されています。加工用のソフトウェアとしては、例えば
rivaなどがあります。フリーのソフトウェアもいくつかあるので、使いやすいと思うものを
利用すれば良いと思います。
エンコードしたら、再生用のHTMLをくっ付けて、SCORM教材にするためのテキストファイル
(マニフェストファイル)を付加して出来上がりです。
(できあがると、こんな感じ ベリタス 英文法の神)
(マニフェストファイルの作り方とか、再生用のHTMLの作り方とかは、長くなるので省略
別の回にでも、やりたいと思います。)
4.配信用のサーバーにセットアップする
ビデオが出来上がったら、配信用のサーバーにアップします。
ただ、再生させるだけ(学習者の進捗をとらない)のであれば、手元のWebサーバーや
ファイルサーバーにアップするだけで、大丈夫ですが、eラーニング用の教材にして、学習者
の状態を把握したい場合は、LMSにアップします。
例えば、このようなLMSを利用します。
大まかには、このような一連の流れで、作成できます。
機材などは、叩き台なので、手持ちの環境に合わせて変更して頂けれ大抵なんとかなります。
事前に絵コンテを作っておいたり、照明の明るさに気をつける等の点は、自分たちで、
作成をした際に、気になった点なので、自前で作成される場合、是非、気をつけてみてください。
■資料
上記の内容をまとめた書類をダウンロードしてみる場合は、こちら。
資料をダウンロード
※撮影やビデオ編集に関しては、業者に頼んでも10万~30万くらいなので、予算が許す
のであれば頼んだ方が手っ取り早いこともあります。
※試しに作るだけなら、ここまで機材をそろえずに、手持ちのカメラとMacなどのノートPC
だけでも、なんとかなります。
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