導入の背景
グループ関係会社の全従業員に対し個人情報保護、企業機密管理、
企業倫理・遵法などを徹底させるために、2005年末からその教育方法に
対して検討を開始しました。
教育対象が関係会社の従業員にとどまらず、役員、アルバイトから
派遣社員と幅広い上に、教育内容について理解の向上を図ることが
必須であったために、教育方法にeラーニングを採用することに決定した。
実施内容
e-Learning システムを活用して受講できるコンテンツは、個人情報保護、
企業機密管理、コンプライアンス教育を中心としている。
3単元を1セットとして受講する仕組みとしており、3単元の総学習時間は
約2時間となっている。
コンテンツには、動画や音声などを使用せずに、テキストと静止画のみの
シンプルな構成となっている。これは、各社の情報通信環境にバラツキが
あるために、通信上の負荷など、学習上影響のある事象を極力押さえ込む
為である。
評価・展望
アンケート調査によると、基本的に年1回の実施だが、年2回実施したいと
希望する会社も出てくるなど、概ね評価は高い。
また、受講した各社からは、eラーニングは従業員教育の手段として有効で
あり、各社の推進事務局の手間が大いに軽減された評価されている。
■参考文献
eラーニング白書 2007/2008年版
この記事は、eラーニング白書から、テーマに沿って抽出・要約・引用したものです。
白書には、このほかにも示唆に富んだ記事や調査結果が掲載されておりますので
興味がある方は、白書もご参照ください。
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