世の中において、学習しなければいけない事は、星の数ほども多く、学習コンテンツの制作者はそれに比して常に少数であります。
つまり何が言いたいのかというと、学習コンテンツやその体系化をいちいち、人間(教師)が作ってたんじゃ大変じゃないか、という事です。そこで、ネットの海に繰り出して、有用な知識を拾ってこようじゃないか、というのが 「探求学習」です。(中村なり解釈)
しかし、その探求学習もなかなか課題が多いのよ、というのが以下の論文。
●Webページに関連知識の解説をリンクするWBLシステム
あらましはこちら
中村なりに要約すると、「探求学習をする上で、あるページに分からない事や不十分なことがあったときに、リンク切れとか、そもそもリンク先が無いとかがあると困るので、そういったものを探してきてくれるシステムを作りました。」
という感じです。但し、ある知識についてかかれたページを閲覧しているとして、そのページの内容が不十分かどうか、つまり
ある知識とそれに関連するサブ知識が全部そのページからリンクされているかどうかを調べるには、あらかじめ、ある知識の知識体系を網羅した何か(インデックスとか)が必要になるわけです。
例の論文は、この知識の体系化の部分を人手にゆだねているので、結構労力がかかりそうです。
このあたり(知識の体系化)は、探求学習の為のシステムではひとつの課題といえると思います。(現実には、このような問題は、学習者が検索エンジン等に習熟する、等、学習者力量でなんとかされている、ということでしょう。)
--- この記事は 中村おりお が書きました。 ---
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