eラーニング最新動向Watch!

eラーニング専門家養成のための大学院 熊本大学大学院社会文化科 学研究科教授システム学専攻の取り組みについて興味のある方へ

eラーニング専門家養成のための大学院　熊本大学大学院社会文化科 学研究科教授システム学専攻の取り組みについて興味のある方は、下記、東京（田町）で開催されるイブニングセミナーに参加されてはいかがでしょうか？

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第13回熊本大学東京リエゾンオフィスイブニングセミナー

「ｅラーニングでｅラーニング専門家を育成する日本初の大学院」
～教授システム学専攻の目指す新しい人材育成の形～
熊本大学　鈴木克明、大森不二雄、中野裕司
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

拝啓 時下益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
熊本大学では、広く熊本大学の研究・教育について知っていただく機会と
して、熊本大学東京リエゾンオフィスにおいてイブニングセミナーを開催
しております。来る8月27日(水)に、第13回として、「大学院社会文化科
学研究科教授システム学専攻」を取り上げることになりました。設立経緯
から現在の教育・研究の最前線まで、本専攻の３教授からご紹介させてい
ただきます。皆様のご参加をお待ちしております。
敬具

日時：8月27日（水）17:30～19:30
会場：キャンパスイノベーションセンター東京
     １階国際会議室（JR田町駅前）
対象：どなたでもご自由に参加いただけます。

※交流会19:50～　（参加費　2,000円）
※お申し込み、お問い合わせなど：
熊本大学東京リエゾンオフィス　 [email protected]
TEL/FAX 03-5440-9093
熊本大学イノベーション推進機構 TEL 096-342-3209　FAX 096-342-3239
※今回の、参加お申し込みは、メール、電話、FAXで承っています。
（当日参加も歓迎しますが、参加者数把握のためご協力いただけると幸で
す。）

詳細は、下記Webページから。
http://www.kumamoto-u.ac.jp/syakairenkei/sankangakurenkei/whatsnew/2008/news581.html

SCORM規格と独自規格についての一考察

最近eラーニングシステムで、SCORMに対応していない独自形式で開発されている学習管理システム向けに、PPT2Flash Professionalや、QuizCreatorをカスタマイズして欲しいとの要望を、立て続けに3件頂きました。

SCORMに準拠したシステムにすれば、PPT2Flash Professionalや、QuizCreator以外のツールも、自由に選択できるようになるので、ユーザーの利便性のためにも、SCORM準拠にしていくのがベストだと思うのですが、独自規格にこだわり、国際競争に参加しない企業も多いようです。

国際標準規格に準拠した教材作成ツールを、わざわざ独自規格にあわせて書き出せるよう変更することに抵抗があります。依頼や展示会のお話を聞いていると、お客様は、本当に真剣に、教材作成ツールで、安価で良いものが少ないようで、KiBANが提供しているeラーニング教材作成ツールの対応を切望されていました。お客様の要望がある以上、日本のLMSベンダーの独自仕様にも対応させていく必要があると考えています。

KiBANが提供している、パワーポイントを変換して教材を作成するツールPPT2Flash Professional、プログラムなしで、9種類の試験問題を作成することができるQuizCreator、画面を録画して教材を作成することができるDemoCreator 、それから、動画（ムービー）を、SCORM対応のコンテンツに変換するWebVideo Author など、現在、SCORM1.2や、SCORM2004のみに対応しているものを、日本のLMSベンダーの独自仕様にあわせていく必要を感じています。近日中に、あるメーカー専用に書き出しができるようになります。

 

また、お客様のところで、

1. SCORMは互換性の問題が多くて使い物にならないので、独自規格がベストである。
2. SCORMの規格は、範囲が狭いので、学習管理システムとして、性能が悪い。
3. 日本のSCORMは、アメリカの2004に比べて古いので、役に立たない。

という説明を受けているお客様が多いことに驚かされます。

SCORMには、絶対必要とされる14種類のデータモデルに対応したレベル1（LMS-RTE1）から49種類全部に適合したレベル3（LMS-RTE3）まであります。レベル2（LMS-RTE2）は、レベル1の14種類以外に1つでも多く対応しているけれど、49種類全部には対応していないものです。

そもそも、標準規格に全部合格しないものを認定することにも、問題があるのでしょうか、レベル3のものを選択いただければ、教材から送付されるデータは全て受け取りができます。

世界中の人が共通して利用できるようにと、善意で策定されているSCORMをねじ曲げて営業的な利用をするのではなく、真に人類にとってプラスになることは何かを良く良く考え、eラーニングを全ての人に提供するために、ベストの方法をとっていきたいと思っています。

9月1日2日は、SCORMアセッサ試験があります。KiBANでは、未取得の社員、全員で、SCORMアセッサ試験に取り組みます。

Attain3とQuizCreatorの互換性

SATT社のオープンソースLMSであるAttain3で、KiBANが提供しているプログラミング不要、Flashテスト作成ソフト「QuizCreator」が動作するかどうかのお問い合わせが増えています。

現在、Attain3の動作検証用のサーバーを構築して動作検証を鋭意おこなっておりますので、結果は、随時お知らせするようにいたしますので、今しばらくお待ち下さい。

忙しいときこそeラーニング

忙しいときには、色々と重なるものです。

今、西村自身は、

• 役員採用（最終局面で、素晴らしい候補者の中から、最終決定をするので、胃が痛い）
• インターンシップの学生（北海道から来ている2名には、最高の社会人体験をしてもらいたい）
• コンテンツ作成のためのスタジオの整備
• コンテンツ（400計画というのが社内で動いていいます。）
• モバイルラーニングのための諸研究と開発
• 他企業とのアライアンス
• 外国人留学生の採用（なんと毎月130名のエントリーがあります）
• 多くのお問い合わせ対応
• 新人の育成

こうして、帰宅途中の電車の中で、blogを書くのがやっと。

自宅に帰ってからも、色々考え事、メール返信、思索、読書、大変というより、楽しくて仕方がないのですが、忙しすぎると、つい対応が遅れ遅れになるのが、自分でも残念。

すこしづつ部下に任せていかねばとも思います。こんなときにこそ、移動中に便利にできるeラーニングが欲しくなります。私は、どういう訳か、忙しいときほど、知識欲、学習意欲が強くなる傾向があります。

鞄の中に、数種類の本がずっと入っています。昼食をしながら、書籍に向かっていることもあります。忙しい時ほど、頭の新陳代謝が良くなり、いくらでも頭に入ってくるような錯覚に陥ることがあります。限られた時間で読書をしますので、集中度も、半端ではありません。完全に回りの音も聞こえない、超集中状態です。

移動中は、インターネットに繋がらず、もっぱら読書か、blog書きがメイン。早く地下鉄の中でも利用できるeラーニングができればと思います。他社の提供を待たず、自分たちで欲しい物をつくって、どんどん提供していきたいと思います。

サービスができれば、自分自身が、第一号のユーザー、そして、ヘビーユーザーとして、どんどん使ってみて改良案を出していきたいと思っています。

そろそろ、次で自宅の駅ですので、この辺で。

不破君のインターンシップ日記（1日目）

本日から、公立はこだて未来大学から、インターンシップの学生2名を受け入れています。その内の1名の不破くんの業務日報を紹介します。初日から遅刻したことが、書かれて居らず、大好きな技術のことばかり書いてあるのが、特徴でしょうか。

不破君のインターンシップ日記（1日目）。
--------

今日はインターンシップ初日で、かなり戸惑った部分もある。それでも、今日はそれなりの量のタスクをこなすことができた。

まずはじめに、moodleの通信内容を確認したうえで、QuizCreator(2.3.5.2)とmoodle(1.9)の相性を検証した。具体的には、Firebug(1.2.0)というFirefoxのプラグインで調べ、どのようにしてmoodleに成績データが入っていくのかを確認した。その結果、きちんとデータが入っていることを確認できた。

moodle上で教材を表示させた時、一部が文字化けする問題が確認され、原因も確認された。htmlファイルの文字コードがshift-jisになっていたのが原因であることが確認された。また、すでに担当者に連絡済みである。

その後、開発部メンバーのアドバイスのもと、手打ちでSCORMコンテンツを作成する作業を行った。今日の最後には、QuizCreatorのオンラインマニュアルの加筆を行った。

明日は、SCORMコンテンツの自作の続きを行い、SCORMについての理解を深めたいと思った。

iPhone用eラーニングシステムの開発

iPhone用にKiBANでは、教材作成ツールPPT2Mobileを発売しています。パワーポイントのスライドに音声を付けていただければ、アニメーション、音声が付いた教材を簡単に作成できるツールです。

おそらく世界でももっとも、簡単に、iPhone、iPod用の教材作成ツールがPPT2Mobileです。

iPhone用にeラーニングシステム（eLearning Manager 4U）の機能を強化しています。Webアプリケーションでeラーニングシステムを提供するのではなく、最終的に、iPhoneのすべての機能を利用しようとしたら、iPhone　アプリにするしかないかと考えていました。そんな考え方を、覆すツールを見つけました。

JavaScriptでiPhone SDKを利用する「PhoneGap」
http://www.moongift.jp/2008/08/phonegap/

PhoneGaptというソフトウェアです。iPhone SDKとWebを橋渡しするソフトウェアだそうです。Webアプリケーションから、JavaScript経由で、iPhoneの機能を利用できるそうです。

現在は加速度センサーと位置情報が関数として利用でき、将来的にカメラやバイブレーションと言った機能も対応する予定だそうです。

試験問題、クイズで間違うとバイブレーションをしたり、音を出したり、iPhone独自の機能を利用することが出来るようになります。

iPhoneのCPUは600MHz相当だそうで、アプリケーション開発をするより、Webアプリケーションで開発をおこない、Safariのレンダリングだけで利用できるようになれば、重たい処理はサーバ側で処理ができるというアイディアも、Moongiftさんで紹介されています。なるほど。

多くの人が利用し、多くの開発者がいるために、次々と便利な物が提供されていきます。KiBANでもiPhoneを利用したeラーニングについて、大きな貢献をして、皆さんに便利を提供していきたいと思っています。

eラーニングとIPO

KiBANで、eラーニングに特化してeラーニング専業企業として生まれ変わって約2年。上場（IPO）について聞かれることが増えています。2012年を目標に、上場できる状態を目指していますと応えています。

上場することよりも、eラーニングを全ての人に、全世界の人に、どのようにすれば、eラーニングを提供し、利用してもらえるかで、頭の中は、プランが一杯です。私たちの目標は、1つです。決して目標が上場（IPO）ではありません。

最近、リーダー格、役員候補の方の面接を続けてきましたが、上場後、会社がお客様の方を見ながらビジネスをするのではなく、株価を見ながらビジネスをするようになって、会社がおかしくなったという話も沢山聞きました。

初心を忘れず、社名に込めた社会基盤として、eラーニングを使っていただけるよう、目標を忘れず、全力で取り組んでいきたいと思います。

動画にアノテーション アノテーション機能はeラーニングにも有効

ニコニコ動画のように、画像に書き込みができるだけで、おもしろさを感じなかったビデオが、おもしろくなったり、楽しくなったりします。

Youtubeのビデオにも、漫画の吹き出しや、コメントを書き加えるアノテーション機能が追加されたようです。
http://jp.youtube.com/blog?entry=OFI3RIsIpFY

私たちの提供するeラーニングシステムのeLearning Manager 4Uというeラーニングシステムで、動画再生をするとき用に、専用のビデオプレヤーを用意しています。eLearning Manager 4U専用のビデオプラヤーにもYoutubeやニコニコ動画と同様のことができるプレヤーも開発が進んでいます。（実は、一部のお客様に導入されていたりします。）

eラーニング教材を見るだけではなく、みんなで（または自分だけで）ビデオにコメントを書き込むことができます。とても便利な機能だと思いますで、研究開発を進め、１日でも早く皆様に提供できるようにしたいと思います。

外国人留学生の採用活動

KiBANでは、eラーニングをすべての人に提供するためには、外国人留学生の力を借り、ワールドワイドに、全世界にeラーニングを提供出来る体制を作っていく必要があります。

外国人留学生を正社員として採用するために、多くの時間を割いています。将来的には日本以外からの売上げが過半数を占めることを考えていますので、スタッフも、日本人以外の人が過半数を占めることになるでしょう。

今日も多くの外国人留学生の面接をさせていただきました。3カ国語担当な方を集めての面接をしましたが、どの方も非情に努力家で、売上げや会社の余裕をかんがなくて良いのであれば、全員採用したいぐらい優秀な方ばかりでした。

現在は、eラーニングシステム、eラーニングのオーサリングツールが中心となっていますが、教材を含め、多言語化に対応させ、全世界にサービスを提供していきたいと思います。

優秀だけではなく、本当に一生懸命に生き、一所懸命に学んでいる人たちに接していると、良い刺激を受けます。面接時に多くの質問がでるのも、留学生ならではの特徴だと思います。

素晴らしいメンバーとともに、素晴らしいeラーニングのサービスを提供していきたいと思います。また、今採用活動をしている人の中から、新しいリーダー、各国の社長が生まる予感があります。

早く一緒に働きたくて、今からウズウズしてきました。応募をしてきてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

外国人留学生の採用について
http://job.kiban.co.jp/foreign_student/index.html

eラーニングサミット

e-Learning WORLD 2008中に、取締役の鶴野が、もっと盛り上がって、楽しく、もっと勉強になるようなことをしたいな、、、5月ぐらいに、『eラーニングサミットをしようよ！』とのこと。アイディアは、素晴らしいですが、事務局の作業のことを考えると、決断が必要です。

異業種交流会ならぬ、同業種交流会は学ぶことが多いですし、会社の垣根を越えた勉強会も必要だと思います。

展示会中、blogを読んでいますと、沢山の方に、声をかけていただきました。同業他社の方にも、読者がいらっしゃると聞きます。匿名で結構ですので、何かコメントをいただけると、エネルギーが充電され、動き始めるかもしれません。是非、コメントを。