仕事帰りにコンビニで、新刊雑誌チェックをするのが私の習慣になっている。この定点観測は、いまの流行り(とまでいかなくても流行の遷移)がおおよそつかめる。
大きい本屋でのチェックも重要だが、コンビニはもっと凝縮しているので、大雑把に理解するのには手っ取り早い。従って大きい本屋と両方必要だ。
ある日、いつもの様にコンビニで流行っている雑誌をチェックした後に新商品のビールである「エビス琥珀」を買ったあとに、つまみを物色。
私の定番は刺身の「おつまみ つぶ貝」だ。レジに持って行き、小銭を出すべくレジの金額表示液晶を確認していた。
店員のお兄さんは、おもむろに「おつまみ つぶ貝」を手に取り、「温めますか?」ときた。一瞬、意味が分からなかったので、「えっ!」と聞き返した。すると、相変わらず「レンジで温めますか?」であった。
その若い店員は、刺身をレンジでチンしようとしてのだ。当然、私はきちんと指導して、本日も一日一善を遂行した。
その若い店員君は「あっ、そうなんですね!」と無表情だ。刺身を温めるセンスは、その人間の経験なのか、家庭環境なのか、教育なのか、今後の研究問題がまたひとつ増えたようだ。
(eラーニング支援室室長、井手啓人)
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