eラーニング最新動向Watch!

e-Learning WORLD 2009にむけて

今年8月のe-Learning WORLD 2009に参加を予定しています。参加すれば3回目になります。私自身、今年は実行委員としての大役もいただき、e-Learning WORLD 2009の企画そのものを、お手伝いするという過去2回とは比べものにならないぐらいの覚悟と決意で臨みます。

e-Learning WORLD 2007では、パワーポイントファイルから簡単に教材を作成することができるツール、PPT2Flash Professionalを、29,400円で販売。テスト作成ツールのQuizCreatorを16,800円で提供しました。

企業内で教材作成をするという文化を根付かせるために、担当者や部署内での決裁ができるように、1万円台でeラーニング教材を提供するという大きなチャレンジでした。

e-Learning WORLD 2008では、新しく3種類のツールを発売。パソコンの操作画面を録画して動画マニュアル、動画教材を作ることができるDemoCreator（16,800円）、ビデオ教材を簡単に作成することができるWebVideoAuthor（16,800円）、パワーポイントファイルを各種モバイル端末で利用できるファイル形式に変換するツール、PPT2Mobile（16,800円）という3種類を新規に発売しました。また、はじめて、eラーニングシステム（eLearning Manager 4U）を、お客様に披露し、その後、たくさんのご注文をいただきました。

KiBANがどの程度、受け入れていただいたのかを正確に測定することは難しいですが、毎年、e-Learning WORLD では、新しいソフトウェアを発表してきました。私たちは、できることを徹底的に考え抜き疾走してきました。具体的には、ツール類の圧倒的な低価格化や、eラーニングシステムのユーザー数無制限という、無謀とも思える取り組みもお客様のことを思えばこそです。

さて、今年のe-Learning WORLD 2009までに、どのような新製品、新サービスをご提供すれば、お客様が喜んでくださるのか。また、どのような部分がお客様のニーズを満たせていないのかをしっかりリサーチした上で、お客様に喜んでいただける新製品、新サービスを発表していきたいと考えています。

代理店教育とeラーニング

今年度KiBANでは、代理店を通してお客様に販売するという大きな課題があることは何度も述べました。

eラーニング専業企業として、私たちならではの代理店向けのサービスを提供していきたいと考えています。eラーニングシステム（eLearning Manager 4U）や、eラーニングの教材作成ツールを利用して、徹底的にこだわった代理店の養成、代理店向けの教育サービスを提供したいと思案中です。

eラーニングを販売していただけるかどうか、という前に、eラーニングのすばらしさやeラーニングが持つ効果について、代理店の方にきちんとお伝えして、想いを共有した上で販売していただければと思っています。

水道哲学とeラーニング

私たちの社名であるKiBANには、2つの意味があります。まず水道のように誰もが毎日便利に使えること、次に生活に必須のサービスを誰もが安価で利用できることの2つです。つまり私たちの社名には、「社会基盤」となるようなソフトウェアサービスを提供したいという大きな夢が込められているのです。

最近は、「eラーニングをすべての人に！」というスローガンを、社名のロゴの上に必ず並記するようにしています。どのようにすれば、お客様の生活の一部として使っていただけるのかを考えたときに、価格体系やサービスの提供方法は、重要なファクターであるといえます。

具体的には、誰もが購入できる価格で高品質なサービスを目指すこと。わずかな基本料金と、利用量に応じて課金をすることなどだと思います。実は、当たり前のことを、当たり前にできていないことが、eラーニング普及の足かせになっているのです。

IT業界は、SaaSという新しい用語が話題になっていますが、以前のように、高価なソフトウェアの代金を1回で支払い、バージョンアップまでも有償だとするモデルから、必要な時に、必要なだけ利用し、利用した分だけ代金を支払うというような大きな変化が起きていることを感じます。

流行の用語に左右されることはないと思いますが、お客様が必要としている要素を敏感に感じ取り、迅速にサービスの提供につなげていきたいと考えています。

社名の由来

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KiBANという社名は、水道・電気・道路といったものが人々の日常生活に不可欠な社会基盤（インフラストラクチャ）であると同様に、私たちが提供させていただく商品とサービスが、皆様の生活とビジネス活動の「基盤」としてご利用いただけますことを願って命名されました。

不況下の研修費とeラーニング

世界的な経済危機の中にあって、日本企業の教育費、研修費は、どのくらい変動しているのでしょうか？

どんなに厳しい状況であっても、企業の存続や競争力の向上を考えると、教育費、研修費の予算確保は必須です。

しかも限られた予算の中で、教育効果を上げることは可能です。そこにこそ、eラーニングの活躍の場があるからです。また自社で教育コンテンツを作ることも有効な手段と言えるでしょう。

例年、4月に入ると、お問合せが減少しますが、今年は4月に入ってからもお問合せが途切れることがなく、むしろ増えています。

厳しい情勢下でも、教育の重要性を真剣に考えておられる企業様がeラーニングに活路を求められているからです。

私たちは、このような企業様に有効な手段をご提供する義務があると考えています。

こうしていうるうちにも、代理店をご希望の方々から、続々と厳しい状況の具体例が入ってきています。私たちは、eラーニング専業企業として、こういった状況だからこそ、お役に立てることがあると信じ、新しいサービスや価格体系にも知恵をしぼっていかなければなりません。

私たちへの期待が増えていることに後押しされながら、全力で突き進んでいます。

eラーニングをすべての人に！代理店向け講習会を開始

一昨日は、eラーニングシステムのeLearning Manager 4Uのセットアップの実習を新入社員中心に実施しましたが、昨日は、5種類の教材作成ツールと、eLearning Manager 4Uの説明を行いました。

先に直販だけではなく、販売代理店制度の整備が本年度の課題の1つであると記しましたが、今回の講習会には、弊社新入社員だけでなく、代理店をご希望の3社、10名の方が講習会にご参加くださいました。3社のうちIT系が2社、人事コンサル系が1社でした。

これまで、eラーニングシステムをたくさんのお客様に説明してきましたが、販売を希望されている企業の方々にも、うまく製品の魅力を伝えることができるのか？とても不安な気持ちで講習会に臨みました。しかしながら、丸一日の長い講習にもかかわらず、皆様全員が真剣に取り組んでくださり、たくさんの質問も頂きました。私にとっても有意義な講習会であったと感謝しております。

eラーニングをすべての人に！という夢を実現するために、ひとりでも多くの方に活用していただきたいと思っています。そのためには、今までになかった工夫が当然必要になります。その目標に向かう途上で多くの方々が関わってくださり、その結果として、eラーニングの普及につながれば、これ以上の喜びはありません。

eラーニングの代理店制度を考える

KiBANでは、創業以来のソフトウェア受託開発から、eラーニング専業企業へと転身をはかった後も、お客様のニーズをきちんと把握していくために、お客様の声を直接伺い、直販にこだわってきました。

しかしながら2008年9月以降、大変ありがたいことに、お問合せ件数の増加に伴う導入企業様の激増で、内部スタッフの増員だけでは、この急場をしのげないと判断し、代理店制度を整備することを考えるようになりました。

そんな中、下記のような7点を試案としてメモしました。これらの課題をクリアして、多くの皆様に販売をお手伝いして頂けるような魅力ある制度を作っていきたいと思います。

1. eラーニングの基になっている教育や研修、人材育成といったKiBANが大切にする価値観をきちんと理解して頂ける企業様に代理店になって頂きたいこと。
2. 代理店が販売しやすい（分かりやすい）価格体系、製品ラインナップを見直すこと。
3. 代理店が販売したくなるインセンティブの制度を新設すること。
4. ライバル製品に比べてより競争力のある価格、製品体系を共同で構築すること。
5. e-Learning WORLD 2009でインパクトのある新提案が発表できること。
6. 2年目以降も魅力的なサービスを継続し、営業担当者が顧客との良好な関係を持ち続けられるように配慮すること。
7. eラーニングコンテンツで新機軸を打ち出すこと。

以上が私の率直な試案です。でき得る限り情報はオープンにして、皆様からのご意見に耳を傾けて、具体化していきたいと考えています。

新しいベンチャー

新事務所に引っ越しをしてから、多くのお客様に来社いただいています。多い日は、１日に４～5件のミーティングを行うこともあります。

昨日（4月9日）は、そのうち２件が、大学卒業後に、NPO法人であったり、起業をされた方たちでした。私自身も学生→起業を経験したため、昔の自分をみているようで、ミーティングをしながら、心の中で、「がんばれ！うまくいきますように！」と思いながら、参加させていただきました。

大学を卒業後、eラーニングに関わろうという人たちが増えていくことは非常に喜ばしいことだと思います。私たちで応援できることがあれば、精一杯応援し、コラボレーションできる部分は、最大限、協業できるようにしていきたいと思います。

eLP資格制度 「e-Learningエキスパート」がeラーニング化

日本イーラーニングコンソシアムが、eLP資格制度 「e-Learningエキスパート」を、eラーニングで受講できるようにと、システムを調達する旨、その入札の仕様書が公開されておりました。

仕様書の中に、 「e-Learningエキスパート」の教材化に、なんと！弊社の人気商品であるPPT2Flash Professional（http://ppt2flash.jp/　29,400円）が、教材作成ツールとして選定され、教材の作成が進んでいるとの記述がありました。

eラーニングの専門家を養成するための教材が、PPT2Flash Professionalを使って作成されていることに、私は胸が熱くなりました。

PPT2Flash Professionalは、バージョンアップ版を近日中に公開する予定です。これは数々の改良、改善を施した最新版です。

KiBANが目標としている「eラーニングをすべての人に！」に、一歩ずつ近づいていることが実感でき、私自身ますます頑張らねばと、決意を新たにしているところです。

eラーニングの専門家をeラーニングで育成する夢

シスコ・ネットワーキングアカデミー・プログラムは、学生向けのeラーニング・プログラムで、世界160カ国以上で、高等学校・高等専門学校・専門学校・短大・大学に導入されているそうです。

ルーターやスイッチなどの実機を使ったネットワークの設定や管理、トラブル・シューティングなどを経験できるeラーニングです。シスコは、ネットワーク機器において世界をリードする企業であり、さらには人材育成においても注目に値する、凄い企業です。

eラーニングだけではなく、　「Network Skills Competition 2009 in帝塚山」（http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090327/327300/）で紹介されている記事のように、実機にふれながら、ネットワーク機器、シスコの機器を扱える専門家を養成する場を設けたり、様々なコンテストを開催しています。

私たちは多くの企業のeラーニング導入のお手伝いをするだけではなく、シスコ・システムズのように、専門家を養成するリーディング・カンパニーにもなれるよう、努力していきたいと思います。

中国でのeラーニング

KiBANでは、中国語のeラーニングシステム（中国語の案内）を提供しています。これまでは日本企業の中国拠点で利用されることが多かったのですが、今回は中国国内でのみの利用となります。

中国国内にデータセンターを探したり、現地での協力をしてくれる企業との提携を進めたり、新しい試みが多数必要ですが、一歩一歩着実に進めていきたいと思います。

「世界中の人に」「すべての人に」という目標を着実に進められていることをうれしく思います。中国人の優秀なスタッフがKiBANには多数在籍しておりますので、中国でのeラーニングを、どんどん進めていければと思います。